がん治療は早期発見することによってその後の生存率が大きく変わります。
その中でも乳がんは早期に発見し、適切な治療を施せば根治する確立が比較的高い種類のがんに分類されます。
その要因として検診技術と設備の進歩、地方自治体が乳がん検診を取り入れてきていることなどがあげられます。
定期的に乳がん検診を受けたり、自己検診の習慣をつけて乳がんを早期に発見することをお薦めします。
ドック型乳がん検診
乳がんセンターでは、任意検診として「乳がんドック」を行っています。
当院の乳がんドックでは、乳腺分野に特化した専門の技師が検査を行い、乳腺専門医の資格をもつ医師が読影をいたします。
内容は大きく分けてクイックコースとスタンダードコースの 2 種類をご用意しており、それぞれマンモグラフィとエコーを自由に選んでいただくことができます。
また、マンモグラフィにはトモシンセシス撮影(3D マンモグラフィ)のオプションを追加することができます。
トモシンセシスを追加することで、隠れている病変をより見つけやすくなります。
トモシンセシス撮影の詳細はこちらから↓↓
・自費検診―マンモグラフィオプション「トモシンセシス撮影」のご案内
- コースについて -
クイックコース:
ご希望の画像検査をおこなうコースです。
予約日に検査のみを行い、結果は後日郵送いたします(実施日は下記参照)。
スタンダード/セレクトコース:
ご希望の画像検査プラス視触診をおこなうコースです。
予約日に検査と視触診および結果説明をいたします(月 1 回,第 3 土曜日 ※2023 年 10 月までの予定)。
☆現在、クイックコースを主としてご案内しています。
クイックコースは、視触診がなく、検査のみで終了するため時間がかからず、気軽にお受けいただけます。
自費検診-クイックコースに関するご質問はこちらから↓↓
検診コースのご案内 ※1
コース | 料金(税込) | マンモグラフィ (乳腺専門技師) |
エコー (乳腺専門技師) |
視触診 (乳腺専門医) |
結果説明 (乳腺専門医) |
実施曜日 ※4 |
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クイック | 12,000円 ※2 | 〇 | 〇 | 後日郵送 ※3 | 月木金午後 | |
クイックM | 7,500円 ※2 | 〇 | 後日郵送 ※3 | 月木金午後 | ||
クイックU | 6,000円 | 〇 | 後日郵送 ※3 | 月木金午後 | ||
スタンダード | 15,000円 ※2 | 〇 | 〇 | 〇 | 当日説明 | 第3土曜日のみ |
セレクトM | 10,000円 ※2 | 〇 | 〇 | 当日説明 | 第3土曜日のみ | |
セレクトU | 10,000円 | 〇 | 〇 | 当日説明 | 第3土曜日のみ |
※1 完全予約制
ご予約は予約専用ダイヤル 0120-707-217 へお電話下さい。
受付時間:平日 8:30~16:30
※2 オプションについて
オプションを希望される場合、+3,000円となります。
※3 結果郵送について
結果は2週間以内に発送します。
年末年始等の長期休暇の際には到着が遅れる場合がございますので、その際はご容赦ください。
※4 実施曜日について
曜日は変更になることがございます。
尚、視触診付きのコースは 2023 年 10 月をもって終了の予定です。
乳腺専門病院で検診を受けるメリット
なにかあればスムーズに外来へ移行できます
過去の画像と比較できるので、気になる箇所の経過を追えます
通常の検診では毎回要精査になる方でも「変化」をみることができるので、安心して受けていただけます
マンモグラフィ検査
マンモグラフィとは乳房専用のレントゲン撮影のことで専用の撮影装置を使用して撮影されます。マンモグラフィは乳がんの早期発見にとても有効です。現在では多くの自治体の検診に取り入れられていますので、実際に受診されたことのある方も多いでしょう。
マンモグラフィは乳房をはさみこむような形で圧迫して撮影します。 触診で察知できないような小さな乳がんや石灰化した微細な乳がんも発見することができます。その反面、マンモグラフィの画像は独特で読影や撮影に繊細な技術を要するため、医師、技師ともに認定制度が設けられています。
湘南記念病院乳がんセンターではマンモグラフィ撮影技術講習会を修了した専属の女性技師が撮影にあたります。
また、撮影の際、乳房を圧迫することにより痛みを伴うことがありますが、より小さな病変を発見したり、放射線の被爆量を減らすために必要なことですのでご理解・ご協力ください。
エコー(乳房超音波検査)
乳房に超音波をあて、内部からの反射波を画像化する検査がエコー(乳房超音波検査)です。
エコーは病巣内部の診断に適しており、マンモグラフィと併用することにより、より正確に乳房の状態を把握することができます。また、X線被爆の心配がないためより安全で容易に検査することができます。
湘南記念病院乳がんセンターでは、三次元画像の構築や血流の確認ができる精密なエコー装置を診察室に常備し、細胞診や針生検、吸引式組織生検の際に使用しています。
乳房の自己検診
がん治療において早期発見は非常に重要です。
乳房は体の外に露出しているので自分の目で確認したり、触診できます。そのため乳がんは他のがんと比べ、早期に発見しやすいと言われています。
日常生活でできる自己検診法を湘南記念病院 乳がんセンターの土井卓子先生が行った講演の中から自己検診を説明した部分を動画(2分21秒)でご紹介いたします。
自己検診をして少しでもおかしいと思ったら適切な治療機関での診察を受けましょう。
※右の枠内の画像にマウスを乗せるとコントローラーが現れます。コントローラーの再生(三角のボタン)を押すと動画を視聴できます。